普段何気なく使って飲んでいる水道水。
もちろん、大きな問題があるとは言えないのですが、調べてみると色々と課題があることが分かりました。
2020年6月20日の琉球新報に気になるタイトルが・・。
『水道水から大腸菌』
内容を確認すると、年一回の水質検査で、糸満市内の公立小学校の水道水から大腸菌が検出されたとのことです。
水道水から大腸菌
糸満市内小学校 児童被害なし
糸満市教育委員会は19日、市内の公立小学校1項の水道水から16日に大腸菌が検出されたと発表した。
新型コロナウィルス感染防止で行内の冷水機などの飲料水は使用禁止となっていたため、児童らに健康被害は出ていないという。
・・・(中略)・・・
当該小学校は校舎の一部を建て替え、5月18日から新校舎の供用を開始していた。
新校舎は旧校舎と違い、節水や環境面に配慮してトイレ用の排水に水道水ではなく雨水を使用しており、水道水の使用量が低下した。
そのため、水道水が高架水槽に貯水している期間が長くなり、塩素が抜け大腸菌が発生した可能性があるという。
(琉球新報 2020年6月20日より)
水道水を使わず高架水槽水に貯水している期間が長くなって、塩素が抜けたのが原因とのこと。
どうやら、この学校の特殊事情のようです。
それにしても、節水や環境面に配慮したのは良いけど、おかげで水道水に大腸菌が発生してしまっては、本末転倒ですよね。
沖縄は、気温が高温で、さらに日照時間が長いため、貯水槽の塩素が抜けやすいという危険性を教えてくれた事件とも言えるでしょう。
それにしても、児童に被害がなかったのは、不幸中の幸いでしたね。