災害時の備蓄水として

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災害時の備蓄水として|ウォーターサーバー

 

近年、地球温暖化による気象変動の影響や大震災の頻発によって、ライフラインを遮断される事態が相次いでいます。
さらに、巨大地震の最新の研究結果で、沖縄の南西諸島周辺でマグニチュード8クラスの巨大地震の可能性があることが発表されています。
ウォーターサーバーのメリットと、沖縄の災害予測について調べてみました。


 

 

沖縄の地震の可能性_2022年情報

 

近年の2022年3月25日に、国の地震調査委員会より、九州の日向灘や沖縄全体を含む南西諸島周辺、さらに与那国島周辺で、マグニチュード8クラスの巨大地震の可能性があることが発表されました。

 

 

沖縄本島では、2010年に101年ぶりに震度5を観測してから、既に10年以上が経ちます。

 

本島と比べて大地震が起こる頻度が少ないため、「沖縄には大地震は来ない」といった思い込みから、沖縄県民の地震に対する意識は低く、安心しきっている感もあります。

 

しかし、研究者によると、沖縄も全く安心できる地域ではない、とのこと。
沖縄の位置は、フィリピン海プレート内で発生する地震の影響があるため、むしろ、『沖縄でも大地震は起こる』というのが科学的な結論、だという事です。

 

 

 

 

沖縄は地震多発地域
南西諸島の地震分布
※気象庁より:1998年~2001年に発生した地震

 

 

科学的な解析結論として、沖縄での地震活動は、九州地域と同程度とのこと。。

 

九州といえば、2016年に大地震が起こらない地域と全く警戒されていなかった熊本県で大地震が立て続けに起こったことが思い起こされます。

 

震災で崩れた家

熊本震災で倒壊した家

 

熊本地震 (2016年)-Wikipedia

 

 

 

地震に慣れていない沖縄で、マグニチュード8クラスの地震が起こることを想定すると、恐ろしいですね・・・

 

 

 

沖縄地域別大地震予想

以下は、少々古いデータですが、参考資料です。

 

大地震の予測 震源 マグニチュード 警戒レベル
(地震係数)
過去の事例
沖縄本島南部 深さ40~120km M6~M7 九州中部~南部と同程度
(係数0.8~0.9)

1926年沖縄島北東沖地震(M7.5、深さ130km)
2010年沖縄本島近海地震(M7.2、深さ37km)

宮古島 深さ40~120km M6~M7 九州中部~南部と同程度
(係数0.8~0.9)
1958年八重山群島地震(M7.2、死者2名)
石垣島 深さ40~120km M6後半~M7 九州中部~南部と同程度
(係数0.8~0.9)
1947年石垣島北西地震(M7.4、死者5名)
与那国島 深さ80~120km M6後半~M7後半 九州東部と同程度
(係数0.9)
1966年台湾東方沖地震(M7.8、与那国島で死者2名 )

 

固い地盤での確率と震度

軟らかい地盤での確率と

震度(平野・埋立地)

地名

60% 40% 20% 10% 5% 2% 60% 40% 20% 10% 5% 2%
沖縄本島北部 4 4 5弱 5弱 5弱 5強 5弱 5弱 5強 5強 6弱 6弱
沖縄本島南部 4 4 4 5弱 5弱 5弱 5弱 5弱 5強 5強 6弱 6弱
久米島 4 4 5弱 5弱 5弱 5強 5弱 5強 5強 5強 6弱 6弱
宮古島 4 4 5弱 5弱 5弱 5強 5弱 5強 5強 5強 6弱 6弱
多良間島 4 4 4 5弱 5弱 5強 5弱 5強 5強 6弱 6弱 6弱
石垣島 4 4 5弱 5弱 5弱 5強 5弱 5強 5強 6弱 6弱 6弱
西表島 4 5弱 5弱 5弱 5強 5強 5強 5強 5強 6弱 6弱 6弱
波照間島 5弱 5弱 5弱 5弱 5強 5強 5強 5強 5強 6弱 6弱 6弱
与那国島 5弱 5弱 5弱 5強 5強 5強 5強 6弱 6弱 6弱 6弱 6弱
南大東島 2 2 3 3 3 3 3 3 3 4 4 4
奄美大島 4 4 4 5弱 5弱 5弱 5弱 5弱 5強 5強 5強 6弱

 

参照:沖縄でも大地震は起こる

 

ウォーターサーバーは、備蓄水として使える

備蓄水

2011年の東日本大震災以降、自宅にウォーターサーバーを置く方が急増しました。

 

自宅で美味しい水が飲めるのが当たり前である、という考えが間違っていたことを知った方が多かったからです。

 

震災で、被害が大きかった岩手県、宮城県、福島県の3県だけを取り上げてみても、以下のように断水状況が続きました。

 

地震から約1週間後
(2011年3月18日頃)

70万戸以上が断水

地震から約1か月後
(2011年4月頃)

約20万戸で断水が継続

地震から約5か月後
(2011年8月下旬頃)

現実的に復旧可能な地域において、ようやく断水がほぼ復旧

地震から約9か月後
(2011年12月末)

警戒地域等、復旧不可能地域において約4万3000戸で断水地域が残っていた
(岩手県約2万戸、宮城県約2万戸、福島県約3000戸)

 

 

ボトル式のウォーターサーバーなら、備蓄用に数本保管しておくことで、イザというときの備蓄水として使えます。

 

この点、水道水直結型や水道水ろ過式のウォーターサーバーでは、水道水が止まってしまったら使えなくなってしまうので、災害時の備えとしては使えない事になります。

 

 

 

イザというときにも、常に水のある安心感を得るためには、ボトル式のウォーターサーバーの方が良いかもしれませんね。



災害時の備蓄水の量の目安

災害時に備えて「水」を用意しておくことは大切ですが、どれくらいの量を準備しておくと良いのでしょうか?

 

災害が起こった時に、ライフラインが復旧する日数を調べてみました。

 

電気・水道・ガスが9割程度復旧するまでの日数

東日本大震災
(2011/3/11)

阪神淡路大震災
(1995/1/17)

電気 6日 2日
水道 24日 37日
ガス 34日 61日

 

このように大規模災害となりますと、水道の復旧は大きく遅れる事になります。
本当は1ヶ月分位備蓄できると良いのでしょうが、さすがに一般家庭でそれだけのスペースを確保するのは難しいでしょう。

 

そのため、せめて1週間分の備蓄水を用意しておくことをオススメします

 

一日に必要な飲み水の量は、1人あたり2L~3L程度と言われています。
そうなると、家族4人とすると、1日12Lほどとなります。
1週間分だと、12L×7日=84Lとなります。

 

・備蓄水の目安量は、1週間分(4人家族で84L)
・ウォーターサーバーのボトル7本分(1本12L)

 

ライフラインの復旧で一番遅いのがガスになりますが、最初に電気が復旧する事を考えると、やはりお湯も使えるようになるウォーターサーバーがあると便利ですね。

まとめ

 

  • 近年、気象変動や大地震が心配されている
  • 沖縄でも大地震が起こる可能性は十分ある
  • ボトル式のウォーターサーバーなら、いざというときのための備蓄水に使える
  • 備蓄水の目安は1週間分

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