手軽に美味しい水が飲めるミネラルウォーター。
手軽に飲み水を確保するには良い選択肢の一つだと思いますが、近年ミネラルウォーターに関する驚きのニュースが・・
いつも美味しく飲めるミネラルウォーター。
直接身体に入る飲み水ですから、安全なのは当たり前ですし、多くのミネラルウォーターは安全性に問題はないでしょう。
そして、『ミネラルウォーターの方が水道水よりもキレイな水』とぃうイメージがあります。
しかし、2024年7月に驚きのニュースが舞い込んできました。
朝日新聞からのニュースによると、2024年7月5日に神戸市内の企業が製造したミネラルウォーターから、ガンなどの健康被害が憂慮される化学物質であるPFASが検出されたとのこと。
しかも最大で、国の暫定目標値(50ng/L)の約6倍に相当する濃度が検出されたといいます。
調査によると、複数ある原水である地下水に94~310ng/LのPFASが検出されたようです。
市は事業者に対応を要請し、昨年12月の検査で目標値以下になっているのを確認したといいます。
PFASは1940年代から産業や消費者製品で使用されている化学物質のグループで、主にPFOA(Perfluorooctanoic Acid )とPFOS(Perfluorooctane Sulfonate)と呼ばれる物質が広く使われています。
PFASは、分解されにくく、人体に入ると長期間蓄積される特性があり、健康に有害であることが指摘されています。
米国のEPA(環境保護庁)はPFASに対する規制を強化しており、2021年には飲料水中のPFASの基準値を厳しく設定しています。
しかし、日本ではまだ規制が甘く、アメリカの基準値よりも緩いのが現状です。
安心・安全だと思っていたミネラルウォーターでも検出されたPFAS。
私たちは、飲料水に対して、より一層注意力を高めておく必要がありそうですね。